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2020年 4月 27日 西岡のブログ
気づかないうちにすっかり春になっていますね。
このご時世ですから今年は花粉症にあまり悩まされずにすみそうでほっとしています。西岡です。
中学生のころから部活にずっと所属していたのでこんなに自分の時間があるのが不思議でしょうがありません。
いつもやりたいと思っていたことを存分に楽しんでいます。
でもやっぱり外に出て、「忙しい、忙しい」と言ってる方が性に合ってるのかもしれません。前の生活が恋しいです。
さて、私がここでブログを書き始めてそろそろ3年目を迎えようとしています。
始めて書いたのは自己紹介でしたね。
SNSで発信するのが苦手だったので戸惑ったのを覚えています。
見返してみようかと思いましたが、おそらく恥ずかしい思いをすると思うのでやめておきます。
一か月に一回程度のブログでしたが、だんだん書くことに抵抗もなくなってきました。読みやすくなっていたらうれしいです。
通算何回書いたかわからないこのブログ、雰囲気でわかるかと思いますが、私が更新するのは今日で最後です。
今日は、
〇私が大学受験に本格的にのめりこめたきっかけ
〇みんなに伝えたいこと
の二つを書いてみようかなと思います。
【大学受験にのめりこめたきっかけ】
私は東進ハイスクールに高1の冬入学しました。
早期スタートできなかった分の時間は絶対に取り戻すことができないと思い、できるだけ早く入学しました。
しかし、週に6日部活があったので塾に行けていたのはGMくらいだったんじゃないかなと思います。ひどいですね笑
そんなとき、その時にいたスタッフさんがこう声をかけてくれたんです。
「はみがきっていつもしてるよね。」
正直この人は何を言っているんだと思いました。
どれだけだらしない人でも歯磨きは毎日するだろうと。
もしかして私は歯磨きすらしない人だと思われているのだろうかと。
戸惑いながら、します、と答えるとその人は、でも歯磨きってしたか忘れちゃうことない?と続けました。
まぁ確かに何日かに一回はそういうこともあります。
いつもなら寝る直前に磨くのになぜか食べてすぐに磨いている日とかはなりがちです。
ありますねと答えると、その人はこう言ったのです。
「東進に来るっていうこともそういうものにしてほしい」
歯磨きって小さいころはお母さんにやってもらいますよね。
少し大きくなると自分でやるようになりますが、面倒くさいなぁこの過程を吹っ飛ばして寝てしまいたいなぁと思ってしまったことはありませんか?
でもいつからか歯磨きをすることに抵抗はなくなって気づいたら歯磨きをし終えているようになるんです。
これはすべての事柄に言えます。
東進に行くこと。
部活をし終えて疲れた体で東進に向かうことは決して楽なことではないでしょう。
好きなドラマやゲームを家において東進に行くことはつらいことでしょう。
でもそれを続けていけば東進に毎日行くことが新しい習慣になります。
習慣にしてしまえば、歯磨きのようにやったことすら忘れてしまうレベルになるのです。
これを聞いたとき私は驚きました。
東進に行くことがハードルにならず、自然と登校することが出来たらどれだけ幸せなのでしょうか。
毎日東進で勉強することに抵抗を覚えなくなったらどれだけ勉強がはかどるのでしょうか。
この話を聞いてから何か新しいことを始めるときはこれを思い出すようにしていました。
部活がある日も登校する、毎日受講する、土日は4コマ受講する、
高速マスターには毎日触れる、通学時間は単語帳をみる、過去問は一週間に一年分とく、開館から閉館までいる…。
新しいことに挑戦しないと何事も改善できません。
挑戦することを恐れずにどんどん良い受験生活にしていってほしいなと思います。
受験勉強にのめりこめたきっかけはもう一つあります。
私が高2から高3にあがるときに担当してくれていた人との出会いです。
そのころ私は膨大な量の受講に追われ、満足いくまで理解できずに突き進んでいました。
ある数学の受講で取り扱った問題が解説を聞いてもわからず、その人に質問したことがありました。
その人は一回うちにもって帰って解いてくるねといって問題を持って帰ってくれました。
それから少し経ったGMのあと、解けたんだけど今時間ある?と言われて解説してもらうことになりました。
すごく丁寧な解答をルーズリーフに書いてきてくれていました。
そのことに驚きつつ、一通り説明してもらった後その人はこう言ったのです。
「難しくて解答作るのに2時間くらいかかっちゃった。
でもこの問題分からなくても大丈夫だよ。本番なら捨てる問題だからね。」
こんなにも私のために時間と労力を割いてくれることに驚くと同時に
どうしてこの人がこんなにもしてくれているのに自分は100%の力で頑張れていないのだろうと思いました。
大学受験は確かにその人のためのものです。
私は私が行きたいと思った大学に行くために自分なりに考えて受験をしました。
自分が将来やりたいと思っていることをかなえるためです。
その面では大学受験は個人のものだといえることもできます。
でもあのとき私のために問題を解いてきてくれた時間は、労力は、私の大学受験のための時間だったと思います。
もしかしたら数学の問題がときたかっただけかもしれませんが笑
それでも私の受験勉強にプラスの時間になっているのは間違いありません。
ではその時間はどのように位置づけられるのでしょう。
お母さんがお弁当を作ってくれている時間は?
お父さんが塾に通わせてくれるためのお金を稼いでいる時間は?
おじいちゃんおばあちゃんが遠いところから応援してくれている時間は?
それらもすべてあなたの受験勉強の時間だとは思いませんか?
あなたの大学受験はあなたのものであり、そうではないのです。
それに気づいたとき、私は100%で頑張れていない自分をすごく恥ずかしく思いました。
この人に担当してもらったのはすごく短い期間ですが、受験生になってもずっとその人にいい報告ができるようにと頑張ることが出来ました。
これら二つ以外にももちろんきっかけはたくさんありましたが、これが主な出来事かな。
それでは次のセクションに行こうと思います。
【みんなに伝えたいこと】
みなさんが大学受験をしたいと思ったのはなぜですか?
みんなが受験するから?
親に勧められたから?
大学受験しないと就職に不利だから?
私が大学受験勉強を始めたのは、大学受験をしないという選択肢を知らなかったからです。
中学生のころから大学受験が最後の受験だと少しだけかもしれませんが意識しながら勉強していました。
でも今考えるとそれだけではなかったように思います。
挑戦してみたい。
褒められたい。
周りに負けたくない。
という周りへの気持ちと、
自分がやりたいことを学びたい。
レベルの高い友達に出会いたい。
という大学への期待が勉強をしていくうちに芽生えてきていたと思います。
最終的にはこの大学のこの研究室で勉強したいと思うようになりました。
将来のことまでは正直わかりません。
でもここで勉強してそれを活かす仕事に就きたいな、
ここで勉強することを身に着けた大人になりたいな、と思うだけでも十分だと思います。
将来の夢を決めようとは言いません。
将来について考えるのをやめないでください。
高校生の時に将来を決めるのは難しいと思います。
でも自分が本当にやりたいことはなんだろうと考えた経験は絶対にこれから宝物になります。
「どうして自分は大学受験をしたのか」
大学受験が終わったときにしっかり話しているみなさんを楽しみにしています。
遠いところからですが、みなさんのことを応援しています。
困ったことがあったら気軽に呼んでね。待ってます。
東京工業大学 生命理工学院 三年 西岡柚香
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