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2019年 11月 20日 選択科目を決めよう〜理系編〜
こんにちは!今日も楽しく物理・化学・生物を勉強してます。横山です。
先日、木山担任助手が「社会の科目選択の仕方」についての記事をアップしていたかと思うのですが、「理科ver.はないのか!」と不満に思った方もいるかもしれません。ご安心下さい。あります。
ということで僕からは、物理・化学・生物・地学の中からどれを選べば良いのかについてお話ししようと思います。理科選択で迷っている高1・2生必見です!
まずは各科目の紹介からです。
ENTRY No.1 物理
暗記は少なく、公式の正しい理解と利用が求められます。公式をただ覚えるだけでは、少し応用問題になっただけで途端に解けなくなってしまうので、深い理解が重要です。
また、ベクトル・三角関数・図形など数学の基本的な知識も必要になります。
分野としては、「力学・電磁気・波動・熱力学・原子」といったところです。
まずは力学が基本となるので、物理の勉強を始める方は力学から!
物理は解り始めると面白くなってくるので、個人的には一番好きな科目です。
ENTRY No.2 化学
暗記と理解が両方バランス良く求められます。
分野は大きく分けて、「理論化学・無機化学・有機化学」です。
理論化学は計算と基本となる理論がメイン、無機化学・有機化学は暗記がメインのイメージですね。
理論化学の基本を押さえることが、無機・有機化学の勉強をする上で助けになるので、まずは理論化学の徹底から!
mol計算でつまずく人が多い印象ですが、逆にmol計算に慣れてしまえば大抵の計算問題に対応できるようになります。
ENTRY No.3 生物
暗記がメインで、加えて実験考察・論述・多少の計算が求められます。
題材が身近で、数学の要素があまりないので、比較的誰でも取り組みやすい科目と言えます。
分野は「遺伝・体内環境・免疫・生態系・生殖と発生・進化」など様々です。
難点としては、一度マスターしても本番までに記憶が曖昧になってしまっては意味がないので、定期的なメンテナンスが必要なことです。
ENTRY No.4 地学
地球や宇宙に関して学ぶ科目。
分野は、「地球の形状や内部・地球の歴史・大気・海洋・宇宙」などがあります。
地学基礎は一定数受験者がいますが、発展の地学ははっきり言って、ほとんど選択する人がいないです。
<まとめ(地学省略)>
・暗記量 物理<化学<生物
・理解 物理>化学>生物
・取り組みやすさ 物理<化学<生物
・メンテナンスの必要性 物理<化学<生物
ではいよいよ、どのように選択科目を決めるかについてですが、
ポイントは2つ!
① 自分の行きたい大学・学部の受験にどの科目が必要か
② どの科目なら勉強を続けられそうか
①について
科目を決めるなら、まずは志望校・学部を決めるのが手っ取り早い方法です。
大学・学部によって試験方式は多岐に渡っていて、物理必須、化学必須、いずれか2つ、理科基礎2つ、など数え切れません(ちなみに僕が通っている東京工業大学は、物化が必須です)。
そのため、よく考えずに選択してしまうと後から「本当は物理を勉強しておくべきだった!」ということになりかねません。大学調べから始めましょう。
②について
志望校・学部から選択科目を決めるといっても、選んだ科目の勉強が長続きしなければ合格は見込めません。上で紹介した各科目の特徴も参考にしながら自分に合った科目を選んで、その科目で受験できる大学を探すというのも一つの手です。
①・②のポイントを両方加味しながら、悔いのないように科目選びをして欲しいです。
それでも「どうしても決められないよ〜」という方に、よくあるパターンを紹介しておきましょう。
・文系→化学or生物
・理系2科目→物理and化学
・理系1科目→化学
・共通テストのみで利用→生物
以上が良くあるパターンです。
地学は受験できる学部の幅が狭くなってしまうので、基本的にはオススメできません。
また、生物よりは物理・化学の方が学部の幅が広いと言えます。
どうでしたか?参考になりましたか?
理科で適切な科目を選択できるかどうかは、他の教科の学習にも影響します。この機会に是非、真剣に考えてみて下さい。
もし困ったら、僕を含むセンター南駅前校のスタッフが相談に乗ります!
それでは、ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。
東京工業大学 生命理工学院 1年 横山 辰浩
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